白い時間。白い快感。
突然、視界が真っ白になる。その瞬間、自分にまとわりついていたすべてが消え...
きみが走るとぼくの鼓動が走り出す。
散歩の途中で見つけたお気に入りの公園。弾けるように駆ける2匹の姿。朝のやさしい...
さようなら、重力。
わたしを縛り付けるすべての事情をゼロにする。さようなら、地球。すべてを地上に置き...
敗北は勝利のコーチだ。
あそこは、ベースラインに留まるべきだったかもしれない。1本、急ぎすぎだったか。だ...
夜の鼓動に誘われて。
日が沈むと体の中に留めておくことのできない感情が一気にあふれ出す。歓喜の爆発。永...
ゴールは俺だ。
肉体に刻み込まれた時計が筋肉を正確にコントロールする。意志と鼓動が完全にシンクロ...
見上げると5才の夏があった。
家の裏の小さな山のてっぺんの、その向こう側には何があるんだろう。夏の朝。 少年のさ...
恋の涙を汗に変えるの。
3番目の恋が終わった夜。その冬いちばん寒い日。いつもの道を2月の星座に向かって歩...
俺の拳は、まだ固いだろうか。
レバーへのパンチが徐々に体力を奪う。蓄積するダメージがあせりを生む。パンチの精度...
負けても負けても 負けても負けても ここが好き。
流せるだけの汗は流したけれど、そこにときどき涙も混じったけれど、ぼくはレギュラー...